「当て逃げ」高校教諭を停職処分 生徒乗せた車で接触事故、警察にはうそ マイカー引率許可も得ず

京都府教育委員会が入る行政棟

 京都府教育委員会は22日、マイカーで部活動の生徒を引率中に当て逃げをしたとして府南部地域の府立高に勤務する男性教諭(62)を同日付で停職1月の懲戒処分にしたと発表した。教諭は同日、辞職した。

 府教委によると、バドミントン部の顧問を務める教諭は昨年8月1日、生徒6人をマイカーに乗せて、京都府福知山市内の大会会場に向けて運転していた際、同市内の交差点で自動車との接触事故を起こして逃げた。

 会場近くのコンビニで警察に説明を求められたが、うその証言をして逃れようとした。また、マイカーでの引率は校長の許可が必要だが届け出ていなかった。教諭は12月13日に道交法違反の罪で略式起訴され、罰金5万円の略式命令を受けた。

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