公然わいせつ、酒気帯び運転で人身事故 兵庫県教委が臨時講師2人を懲戒免職処分

兵庫県庁3号館=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県教育委員会は22日、公園で下半身を露出したとして姫路市立中学校の男性臨時講師(25)を、酒気帯び運転で人身事故を起こしたとして川西市立の養護学校の男性臨時講師(28)をそれぞれ懲戒免職にしたと発表した。他に5件の処分も明らかにした。

 姫路市の臨時講師は昨年10月下旬、同市内の公園で約10分間、下半身を露出し、女子中学生5人に見せつけるなどした。県警飾磨署が今年1月25日、公然わいせつ容疑で逮捕。その後に釈放され、任意の捜査が続いている。

 川西市の臨時講師は昨年11月21日未明、同市内で酒気帯び運転。警察官に停止を求められたが走り去り、約2キロ先の工事現場で停車中の軽トラックに衝突した。弾みでトラックのそばに立っていた警備員に軽傷を負わせた。県警川西署が現行犯逮捕し、その後釈放。同署が任意で調べている。

 県東部にある市立中学校の50代の男性教頭は、生徒の体型に関する発言をするなどしたとして、減給10分の1(3カ月)とした。

 好意を抱いていることを記した手紙を女子生徒に渡した阪神地区の県立高校の50代男性教諭や、勤務時間中に動画配信アプリで職員室の様子をライブ配信していた尼崎市立中学校の男性教諭(40)ら計3人を減給10分の1(1カ月)とした。

 会議中に職員を大声で叱るなどした県南部の県立特別支援学校の男性教頭(58)は戒告処分とした。(鈴木雅之)

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