高須幹弥院長、「老害化」語る「相手にしないことが大事」 父・克弥氏がネットで波紋呼ぶ中...「このタイミングで」の声

美容外科「高須クリニック」名古屋院院長の高須幹弥医師が2024年2月21日に公開したYouTube動画で、高齢者の「老害化」について語った。視聴者からは、幹弥氏の父である同クリニック統括院長の高須克弥氏のことを念頭に置いているのではとする声が上がっている。

「権力を盾に暴走」「なるべく相手にしないことが大事」

幹弥氏は「なぜ人間は老害化するのか?老害化する人の特徴、メカニズム、対処法について解説します。」と題した動画で、「なんで老人は老害化するのですか? 老害化する老人の特徴とかあるんですか?」という質問がインスタグラムに届いたと紹介し、持論を展開した。

幹弥氏は「全ての高齢者が老害化するとは限らないです」としつつ、人は高齢化すると認知機能や記憶力が衰えて新しいことを覚えられなくなると説明した。さらに脳の前頭葉の機能が低下し、イライラする感情といった本能を理性で抑える力も落ちてしまうという。

その上で「老害化」する高齢者について、「自分の能力や体力が落ちてしまって、アップデートできていない」にもかかわらず、「社会であんまり活躍できていない、役に立ってないっていう自覚ができていない人が多い」と持論を展開。「自分のことを正しく認識するっていう機能が落ちてしまって、プライドだけはそのまま残ってるっていう状態」と分析した。さらに、「新しいことを記憶したり勉強したりとかアップデートする能力も落ちている」ため、「柔軟性がなくなる」とも指摘した。

幹弥氏によると、「老害化」する人はまだ第一線で活躍したいという思いがある一方、年下に追い抜かれてしまっても「認めたくない」のだという。「まだ第一線に残っちゃってて、権力だけ持ってる人はいて、そういう人はですね、非常に厄介ですよね」と苦笑いしながら明かしていた。

さらに、権力のある人の周囲にはイエスマンが集まっているとし、そのため「余計老害化した人がなかなか第一線から退かなくて、ずっと残り続ける」と指摘。老害化した人は「まだまだちやほやされたい、目立ちたい」ため、「その権力を盾に暴走したり」することがあると持論を述べた。

幹弥氏は、若い人が年長者を敬う気持ちは大事だとしつつも、「高齢者の方は老害化しないようにしていただくってこともすごく大事」と指摘した。自身も老害化しないように、「自分より若い人たちの気持ちを汲み取って、時代の流れもちゃんと読み取って、アップデートするようにしてる」と話す。「自分がもし老害化し始めたらですね、コメント欄で『もう老害化してるよ』『お前老害だよ』って、正直に書いてください」と呼びかけ。その際は「第一線から退く覚悟」があるという。

また、老害化している高齢者と上手く付き合うためには「なるべく相手にしないことが大事だと思います」とアドバイス。その人自身に老害化しているという認識がないため、なるべく接さずに距離を置くことが大事だという。自分の身内が「老害化」してしまった場合は、「刺激しないように話を聞いて、同調してあげるとか。刺激をしないようになだめて正しい方向に導いてあげるとかですね。大変ですけど、そういうことも大事じゃないかなと思います」と話していた。

「暗にかっちゃんを危惧している漢」

動画では、具体的に誰が「老害」なのかを言及しているわけではない。ただ、コメント欄には、父・高須克弥氏のことを念頭に話しているのではないかとして、「このタイミングでこのテーマを選ぶ幹弥さすがやで...」「父親の名前を出さずにこの件に触れるの知性を感じるなあ」「暗にかっちゃんを危惧している漢」などのコメントが寄せられた。

克弥氏をめぐっては、19日に「ハイブリッド豊胸」を受けたと報告するXのポストに反応し、「ハイブリッド豊胸は僕の発明です」とし、「断言します。これはインチキです」と苦言を呈した。続けて、24時間以内に連絡をするよう要求。

その後、20日に豊胸手術の施術医と連絡をしたという東京美容外科の統括院長・麻生泰氏がXで「症例は虚偽ではありませんので褒めてあげてください~」「ステマでもありませんでした」とLINEの画面とみられる画像を添えて投稿した。

克弥氏本人は、「時間内にDMが来ましたので約束どおりSNSを使った患者を装った厚生労働省と消費者庁にあてたステルスマーケッティングの通報は猶予しました」と報告したものの、真偽に言及しておらず、インターネット上で波紋を呼んでいた。

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