「信じられない。誰もしないよ」リバプール伝説OBが後輩のプレーに衝撃!「10回中2回以上成功したら驚きだ」

リバプールのレジェンドOBマイケル・オーウェン氏が、後輩ダルウィン・ヌニェスのプレーに物申した。『SPOTV NOW』が映像を公開している。

44歳の元イングランド代表FWが取り上げたのは、2月17日に行なわれたブレントフォード戦(4-1、プレミアリーグ第25節)の先制シーンだ。

35分、フィルジル・ファン・ダイクが蹴った前線へのロングボールを、ディオゴ・ジョッタが巧みにヘッドで落とす。これにフリーで反応したヌニェスは一気に抜け出し、GKマルク・フレッケンとの1対1になると、頭上を抜く鮮やかなループシュートでネットを揺らした。

華麗なゴールとして多くの称賛を集めているが、オーウェン氏の考えは違う。横にはジョッタがサポートに来ており、別のフィニッシュ方法もあったなかで、ループの選択に強い疑問を呈した。

「彼が練習中にこんなことをしても試合で10回中2回以上成功したら驚きだ。一方で、他の方法なら得点の確率が50%までは上がるだろう」

【動画】なぜだヌニェス?そしてなぜ成功したんだ?オーウェンが首をかしげた鮮烈ループ弾
往年のストライカーはさらに、モニターの前で実際の映像を用いて解説。いかに失敗するリスクがあったかを詳しく説明した。

「(ボールを持ってから)15メートルぐらいあったよね。あのペースで走りながらなぜあんなに高いループシュートが打てたのか。もっとおかしいと思ったのは、ゴールキーパーが全く騙されなかったことだ(笑)。ループシュートを予想していたし、腕を上に伸ばしてジャンプしたからね。これを見てくれ。ボールは少なくとも3メートルを超えた。信じられない。こんなことをする人は誰もいない」

オーウェン氏であれば、より得点の可能性が高い、違う方法を選択していたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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