学校利用のメール中継サーバーに不正アクセス、13万件近い迷惑メールが送信される 出水市「不審なメールは開封せず削除を」

「学校で利用するメール中継サーバーが不正利用され、大量のメールが送信された」と発表した出水市役所=22日、同市緑町

 鹿児島県出水市は22日、市立学校で利用するメール中継サーバーが第三者によって不正にアクセス、利用され、大量の迷惑メールが送信されたと発表した。件数は12万9975件。英文で金銭を寄付する内容だった。メールアカウントが不正利用されたことが原因。

 教職員が使うメールが送信できなくなったと学校側から市に連絡が入り、発覚した。大量のメールは、14日午前1時15分ごろから15日午前8時50分ごろまで送信されたという。これまで具体的な被害は確認されていない。

 市は、大量のメールが送信されていたメールアカウントを削除し、メール中継サーバーに不正侵入できないよう設定した。「不審なメールを受信した場合は開封せずに削除してほしい。関係者におわびし、再発防止に努めたい」としている。

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