フィリピンの財閥ロペス系の旧民放大手ABS—CBNは22日、傘下の有線ブロードバンド・ケーブルテレビ会社スカイケーブルの通信大手PLDTへの売却を凍結したと発表した。スカイケーブルは放送を継続し、インターネットサービス「スカイファイバー」も維持する。
双方の合意により、取引を進めないことを決定した。PLDTも同様に発表した。
両社は2023年3月にスカイケーブルの売買契約を結び、先月にはフィリピン競争委員会(PCC)から取引への承認を得ていた。
ABS—CBNは売却に伴い、スカイケーブルの放送を2月26日に終了し、インターネットサービスプロバイダー専業にする方針を示していた。