【シンガポール】外国人入国者数、1月は中国が急増[観光]

シンガポール政府観光局(STB)が発表した観光統計で、2024年1月にシンガポールに入国した外国人は前年同月比54%増の143万6,404人だった。前年同月に低迷していた中国が7.4倍と大きく伸びた。

24年1月の外国人入国者数は、前月比では16%増だった。新型コロナウイルス禍前の19年1月の水準の約9割に達した。

国・地域別では、インドネシアが前年同月比59%増の26万8,972人で最も多かった。コロナ禍前までは中国が首位の常連だったが、20年以降はインドネシアが首位となるケースが多くなっている。

2位は中国で21万1,194人だった。シンガポールと中国の両政府は1月、ビザ(査証)を相互に免除する協定に署名。施行は2月9日からで、30日以内の短期滞在者を対象に適用する。1月の中国人の入国者数は、これに先駆けて増加が鮮明となった。

日本は12位で2.1倍の3万7,694人だった。

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