華やかな布作品を展示する「古布と和-つるし雛(びな)飾り-展」が22日、栃木県大田原市南金丸の市那須与一(なすのよいち)伝承館多目的ホールで始まった。元和裁教師の布川(ぬのかわ)みち子(こ)さん(78)=那須塩原市一区町=が主宰する布作品の愛好グループ「つぼみ会」が、ひな祭りの時季に合わせて毎年開催している。3月3日まで。
会場には色鮮やかなつるし雛82点をはじめ、辰(たつ)年にちなんだ竜の人形や実際の着物をアレンジした「ミニ着物」、カラフルなスイフヨウなど、会員62人が出品した約500点の布作品がずらりと並ぶ。
毎年訪れているという同市南赤田、池田紀美子(いけだきみこ)さん(76)は「毎回新しい作品が展示されるので楽しみにしていました。老夫婦の人形は表情に品があってすてきですね」と感心していた。
午前10時~午後4時。26日休館。観覧無料。(問)同館0287.20.0220。