『五稜郭』で石垣"一部崩落" 幅約5.8m×高さ約3.2m 3月上旬から修理予定だった場所…「専門家の指導を仰ぎながら対応」 北海道函館市

石垣が崩落した現場(提供 函館市)

人気観光スポットで知られる北海道函館市の五稜郭公園・特別史跡「五稜郭跡」の石垣が一部崩落しました。函館市によりますと、2月20日、五稜郭公園管理事務所の職員から「変形が激しくなっている」と市に連絡がありました。崩落したのは、五稜郭公園の南東に位置する内堀の石垣。幅約5.8メートル、高さ約3.2メートルにわたって石垣が崩れました。ケガをした人はいません。

石垣が崩落した位置=赤丸箇所(提供 函館市)

この石垣は2014年ごろから変形が著しくなり、2023年12月、石垣部分をシートで覆いました。周辺の立ち入り禁止とし、3月上旬からの緊急修理に向けて、工事準備を進めてました。今回の崩落で、立ち入り禁止区域を拡大しました。函館市の担当者は「国指定の特別史跡であることから、復旧は文化庁や北海道教育委員会とも協議をするとともに専門家の指導を仰ぎながら対応していきます」とコメントしています。

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