G20、「2国家共存」支持 「唯一」の紛争解決手段=ブラジル外相

Lisandra Paraguassu Anthony Boadle

[リオデジャネイロ 22日 ロイター] - ブラジルのビエイラ外相は22日、20カ国・地域(G20)外相会合に出席したほぼ全ての外相が、イスラエルとパレスチナの紛争を和平に導く唯一の道として「2国家共存」案を支持したと明らかにした。

ビエイラ外相はブラジルで2日間にわたり開かれたG20外相会合の閉幕にあたり、イスラエルと将来のパレスチナ国家による2国家共存を唯一の解決策として支持することでほぼ一致したと述べた。

その上で、全てのG20参加国がパレスチナ自治区ガザでの紛争と紛争拡大リスクに対する懸念を強調したとし、「多くの国」がイスラエル軍によるガザ地区最南部ラファへの攻撃を非難したと語った。

これに先立ち、欧州連合(EU)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表も、G20外相会合で2国家共存による解決が必要とのコンセンサスが形成されていると述べていた。

ブリンケン米国務長官はG20外相会合後の記者会見で、紛争終結は共通の目標であり、イスラエルとイスラム組織ハマスとの人質解放を巡る合意を通じて達成されると指摘。「戦略や今回の安保理決議を巡り意見の相違があるかもしれないが、われわれは実際に結果を出すことに集中しようとしている」と述べた。

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