福井県、能登半島地震のボランティア受付開始 2月26~3月3日、バスで石川県珠洲市へ

 福井県は2月22日、能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県珠洲市で活動するボランティアの参加受け付けを始めた。26日~3月3日の希望日に被災家屋の片付けや災害ごみの運搬を行う。

 石川県の依頼を受け、福井県としては七尾市に次いで2カ所目の派遣となる。活動は各日午前9時~午後4時で日帰り。複数日の参加もできる。活動日の午前4時に県立大永平寺キャンパス(永平寺町)の第3駐車場に集合し、バスで珠洲市へ向かう。午後9時半ごろ同キャンパスに戻る。

 募集人数は各日約20人。活動希望日の2日前の正午まで先着順で受け付ける。小学生以下は参加できず、中学生は保護者の同伴が必要。食事は各自で用意する。問い合わせは火~日曜がふくい県民活動・ボランティアセンター=電話0776(29)2522、月曜は県県民協働課=電話0776(20)0237。

 県は、ふるさと納税の寄付の使途に「災害ボランティア活動支援」を新たに加えた。ボランティアバス運行や現地で必要な資材の購入に活用する。

 また、NPO法人ふくい災害ボランティアネットと、ひとりじゃないよプロジェクト・福井は、県内に2次避難している輪島市内の被災者宅の片付け支援を25、26日に1泊2日の日程で行う。18歳以上の15人程度を先着順で募っている。

 25日午前3時に越前たけふ駅前の道の駅に集合し、マイクロバスで福井北インターチェンジ駐車場などを経由し現地に向かう。参加費3千円。問い合わせは同NPOの松森さん=電話090-8702-9547。

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