go!go!vanillasが5月に凱旋 長崎・大村出身のジェットセイヤ 「ヤバい1日に」【インタビュー】

眼鏡橋を背にトレードマークの革ジャンとサングラス姿でポーズを決めるジェットセイヤ=長崎市内

 4人組ロックンロールバンド「go!go!vanillas(ゴーゴーバニラズ)」が5月5日、ドラマーのジェットセイヤ(34)の出身地大村市で凱旋(がいせん)ライブを行う。タイトルは「READY STEADY go!go! vol.09~おいの街に来んばやろう!大村シティでBAKA YA ROLL!!!!!!!!!~」。バンド名にちなんだ「go!go!の日」に古里で開く特別なライブへ込めた思いなどをジェットセイヤに聞いた。

 -キャッチーなタイトルについて。
 メンバーの地元で開く凱旋ライブは大分(ボーカル・ギター牧達弥、ベース長谷川プリティ敬祐)、秋田(ギター柳沢進太郞)に続く第3弾。「READY STEADY go!go!」は俺が作詞、作曲、ボーカルを担当した曲で、特別なイベントのために作った。俺の気持ちとお客さんのワクワク感、ドキドキ感を代弁した。これに方言を交え、韻を踏んだキャッチコピーを考えた。こどもの日に、少年の心でロックンロールしようぜ! そんな思いを込めた。

 -凱旋ライブをどう盛り上げるか。
 大村のお祭りみたいな、ヤバい一日にしたい。地元とコラボし、大村の名物が味わえる出店を並べたい。ステージを走り回るなどバニラズのパフォーマンスが日本のバンドの中で一番格好いいと思っている。それを生で楽しんでほしい。全国からファミリーが来てくれるが、俺らを知らない地元の人にもぜひ来てほしい。50年代のロックンロールから、日本の歌謡曲やフォークソング、パンク、R&Bなどを盛り込んだ曲がたくさんあり、子どもから大人まで楽しめる。3千人集めて会場を満席にしたい。バニラズ愛あふれる空間になればいい。

 -2014年のメジャーデビューから今年10周年。手応えは。
 最初の頃の気持ちもあるし、確実に着実に進化できている。毎年のようにアルバムを出してきた。昨年10月にはロンドンで新曲「SHAKE」のレコーディングをし、MVも撮ったが、10年の経験があったからこそ。長崎の「スカジャン」には4回出演。各地のフェスでは短距離走のように盛り上がる曲をドカーンとやっている。FM長崎のレギュラー番組「GO!GO!JETT RADIO」は5年目。地元長崎だけでなく、「タイムフリー」などで全国の人が聞いてくれていて、うれしい。

 -今後の抱負を
 ドラムは幼い頃からずっと続けてきた。プロのアーティストになろうと思ったのは10歳の頃。夢をかなえるためだけに生きている。ライブで演奏しているときが人生で一番楽しい。会場はエネルギーの渦が巻き、それが生きるパワーになる。もっと国内で俺らのことを知ってもらい、後は世界。どんどん海外に出て、自分たちの音楽を流したい。それがネクストドリーム。

◎ライブ情報
 5月5日午後3時から、大村市幸町のシーハットおおむら・メインアリーナ。全席指定6900円。チケットはイープラス、チケットぴあ、ローソンチケットなどで販売中。BEA(電092.712.4221、平日正午~午後4時)

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