レッドブルF1のペレスがテスト初登場「RB20に進歩を感じた」と語るも、ライバルが懸念する圧倒的優勢は否定

 2024年F1プレシーズンテストで、2日目に初めて登場したセルジオ・ペレスは、レッドブルのニューマシンRB20の開発に関して、自分たちは正しい方向に進んでいると語った。

 22日の午前中、コースの排水溝の蓋が緩み、デブリが飛んだ事故を受けて、コース修復のために午前セッションが短縮され、午後のセッションが1時間早く開始されることになった。レッドブルは元々は、午前にペレス、午後にマックス・フェルスタッペンを走らせる計画を立てていた。しかしペレスの走行時間が短縮されることは不公平だと考え、午後も引き続きペレスに担当させることに決めた。それに伴い、テスト3日目の分担も変更される。

2024年F1バーレーンテスト2日目 セルジオ・ペレス(レッドブル)

「今日一日中走るとは思っていなかった。でも序盤の走行が短縮されたため、チームは僕の走行時間を延長することを決めた。明日も午前中に乗る予定だ」とペレス。

 ペレスは129周を走り、C3タイヤで全体の2番手のタイムを出した。

「全体的に見て、RB20はチームにとって前進であり、僕たちは正しい方向に進んでいると思う」

「今シーズンを上昇曲線でスタートするため、この冬に僕は個人的な観点から昨シーズンについて理解することに取り組んだ。人は常に学習し、向上したいと考えている。2024年の僕もそうだ」

2024年F1バーレーンテスト2日目 セルジオ・ペレス(レッドブル)

 ライバルたちは、今年もレッドブルが優勢であると予想している。しかしペレスは「実際には僕たちが今考えているよりもずっと僅差だと思う」と語ったとformula1.comが伝えた。

「でも今は(ライバルたちのことを)あまり見ていない。今のところ、自分の仕事に集中していて、プログラムに取り組むのに忙しい。これから分かってくるだろう。(バーレーンGPの)日曜日になれば分かるよ」

2024年F1バーレーンテスト2日目 セルジオ・ペレス(レッドブル)

 モータースポーツコンサルタントのヘルムート・マルコは、テスト初日をフェルスタッペンがトップで終えた後、RB20について「非常に、非常に、非常に印象的だ」とコメントした。

「142周、ほぼ何のトラブルもなく走った。コンセプトはうまく機能している。それが最初の重要なことだ。マシンはよく反応している。これを開発していくわけだが、うまくいっていると思う」

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