特大の鏡餅、持ち上げ競う 京都・醍醐寺で「五大力さん」

京都・醍醐寺で行われた「餅上げ力奉納」=23日午後

 京都市伏見区の醍醐寺で23日、特大の鏡餅を持ち上げた時間を競う「餅上げ力奉納」があり、事前に申し込んだ力自慢の男女計32人が挑戦した。「五大力さん」として親しまれ、無病息災を祈る法要「五大力尊仁王会」の行事の一環。

 紅白二段重ねの鏡餅の重さは、台を含め女性約90キロ、男性約150キロ。腰をかがめて餅を抱える姿に、参拝者らから「頑張れ」「まだいける」と大きな声援が上がった。

 新型コロナウイルスの影響で1人最大5分までとしていた制限時間を4年ぶりに撤廃。男性の部は5分53秒で大阪府泉佐野市の会社員南尚義さん(41)、女性は8分32秒で京都市の会社員木下ちひろさん(34)が優勝。

京都・醍醐寺で行われた「餅上げ力奉納」の女性の部で優勝した木下ちひろさん=23日午後

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