あら汁食べて能登島応援 近江町市場で「まあそい市」

熱々のあら汁を振る舞う協議会員=23日午前11時10分、金沢市の近江町いちば館広場

 能登半島地震で被災した七尾市能登島の民宿や飲食店など約15店舗が参加する「能登島応援 まあそい市」が23日、金沢市の近江町いちば館広場で開かれた。能登島産のブリや野菜がふんだんに入ったあら汁が買い物客に振る舞われ、1杯につき100円以上の寄付が呼び掛けられた。熱々のあら汁を手にした人たちは能登の味覚に舌鼓を打ち、一日も早い復興を願った。

 能登島地域づくり協議会が主催した。あら汁500杯が用意されたほか、能登島産の野菜や総菜などが販売され、被害状況についてのパネル展示も行われた。

 能登島は断水などで大半の民宿や飲食店が営業できていない。協議会の田口千重さん(48)は「能登島の人が前向きに頑張っている姿を見てもらいたい」と話した。

 まあそい市は3月15日まで毎週金曜日午前11時から同場所で行われる。

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