【中山記念/枠順】ソールオリエンスに“複勝率8%”の暗雲 5枠より外の伏兵に好走チャンス

中山記念2024_枠順

JRAは23日、第98回中山記念(GII、芝1800m)の枠順を発表した。

世代上位馬ソールオリエンスは2枠3番、開幕週の馬場を味方につけたいエルトンバローズは5枠9番、同一重賞3勝目を狙うヒシイグアスは3枠5番から発走する。

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■複回収値100超えは3枠&5枠

過去10年、最多勝利、最多連対数を誇るのが3枠で【3.2.2.7】勝率21.4%、複勝率50.0%。中山記念で2勝を挙げるヒシイグアスは過去2回は5枠、7枠からの発走だったが、今年は3枠を引き当てた。スタートが上手で先行意識のあるキング騎手なら、2021年の時のような競馬をしてくれそうだ。

次点は2勝、4連対の5枠【2.2.0.10】連対立28.6%と安定感を見せる。ちなみに複勝回収値100以上をマークするのは3枠と5枠だけだ。2021年のヒシイグアスや18年のウインブライトが5枠から先行して押し切っており、エルトンバローズにとって好枠と言えるだろう。

ソールオリエンスの入った2枠は【0.0.1.11】複勝率8.3%と、全枠のなかで最も成績が悪い。また同馬については、揉まれず運べるかどうかがポイントで、そういう意味でも不向きな枠か。

■多頭数こそ外めの枠

11頭立て以下の少頭数で行われることもしばしばある中山記念だが、今年はフルゲート。そこで14頭立て以上で行われた4回における、枠別成績を見てみると、1~4枠が【2.1.2.21】、このうち3枠が【2.1.2.3】で他は全滅。5~8枠が【2.3.2.25】で、3枠を除いた内めの枠より外枠の馬券絡みが多かった。小回り中山の開幕週となると、きれいな内を求めて、外枠各馬が先行して進路を取ったり、直線では詰まって不利を受けやすいことが影響しているのかもしれない。

今年は比較的人気サイドが内めの枠に入っており、5枠より外の伏兵にチャンスが回ってきそうだ。ちなみに5~8枠のうち、偶数馬番【1.2.2.28】に対して奇数馬番は【3.6.4.25】と圧倒的。毎年少なくとも1頭が馬券に絡んでいる。好枠に入った5枠9番のエルトンバローズはもちろん、13番枠に入った中山金杯3着馬マイネルクリソーラに警戒したい。

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(SPREAD編集部)

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