舞台俳優と元タカラジェンヌの夫婦、福井県にUターンし歩み出した新たな役者人生

福井県坂井市にUターンし、演劇の活動を始めた本家徳久さん(右)と鈴木みらのさん夫婦=坂井市内

 東京で20年以上、舞台俳優をしてきた福井県坂井市出身の本家徳久さん(48)と、大阪府出身で元タカラジェンヌの鈴木みらのさん(39)の夫婦がコロナ禍をきっかけに2023年、坂井市にUターンした。古里を拠点に役者としての創作活動、演劇の裾野を広げる演劇体験、役者育成の3本柱に取り組みたいと意気込んでいる。

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 本家さんは三国高を卒業後、大学進学で上京。就職で帰郷したが3年で退職。2度目の上京で芸能事務所に入り、25歳で役者人生をスタートさせた。鈴木さんは高校卒業後、宝塚音楽学校に入学。宝塚歌劇団の雪組娘役で6年間活躍後、演劇に挑戦するため退団した。

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