東日本大震災と原発事故からまもなく13年を迎えます。福島県双葉町にある「東日本大震災・原子力災害伝承館」の常設展示が新しくなり、23日から公開されました。
双葉町にある「伝承館」は記憶と教訓を伝えるため、4年前にオープンし、これまでにおよそ26万人が訪れています。
プロローグシアターでは、日本語と英語の字幕が付いたほか、除染の取り組みについて伝えるコーナーが新しくなりました。この中で除染の進み具合や、中間貯蔵施設の流れを分かりやすく展示しています。
水津邦治アナウンサー「こちらのイノベーションコーストに関するコーナー展示物が新しくなりました。災害対応ロボットです」
「復興への挑戦」を伝える展示では、南相馬の企業が共同で開発した災害対応ロボット「MISORA」も展示されています。
東日本大震災・原子力災害伝承館・後藤雅文副館長「原子力災害は今なお現在進行形の災害です。まだ来たことがない方はもちろん一度来られた方も、常に展示物の見直しを行っているので二度、三度足を運んでいただければ幸いです」
まもなく震災から13年。伝承館では3月11日、追悼花火やコンサートなどが行われます。