「どんなCFだ?役に立たず」EL途中出場の上田綺世を対戦国メディアが酷評。一方で「ローマ守備陣を不安にさせた」との声も

欧州の舞台で途中出場したフェイエノールトの上田綺世に、対戦国の一部メディアからは厳しい批判が寄せられた。一方で、及第点を上回る採点も多い。

上田は2月22日に行われたローマとのヨーロッパリーグ(EL)のプレーオフ第2レグで、先発出場したサンティアゴ・ヒメネスに代わり、78分から出場した。1-1のタイスコアで迎えた延長を戦い抜き、PK戦では1番手のキッカーを務めて成功させている。

ただ、上田に続いた2選手が失敗したフェイエノールトは、ベスト16に勝ち進むことができず。チャンピオンズリーグのグループステージで3位だったフェイエノールトの今季の欧州での冒険はここで終了となる。

敵地ローマでの上田のパフォーマンスについて、イタリア大手紙『Gazztta dello Sport』は、採点記事で上田をチームワーストに選出。5点と厳しく評価し、「いったいどんなCFなんだ?2試合でプレーするより髪を整えていた時間のほうが長かった。実質的に役立たず」とこき下ろした。

【画像】1番手で冷静にPKを決める上田綺世
しかし、上田を評価したそのほかのイタリアメディアも少なくない。寸評はなかったが、『Sport Mediaset』や『calciomercato.com』は、及第点6を上回る6.5点という採点だ。

また、6点をつけた『TUTTOmercatoWEB』は、「スピードを生かしてローマ守備陣を不安にさせ、試合に良いインパクトを残した」と上々の評価。同じく6点採点だった『Eurosport』も、「積極的でPKを決めた」と伝えている。

ヒメネスの得点で先制しながら追いつかれ、ホームのローマに押される難しい展開のなか、打開を図った上田の出来には賛否両論があるようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「エンドウは好きじゃない」絶賛相次ぐ遠藤航を元イングランド代表MFがまさかの批判!その理由は?

© 日本スポーツ企画出版社