原爆資料館の入館者が過去最多に コロナ禍前の2019年度超え 混雑対策で開館延長・電子チケットも

広島市の原爆資料館は、今年度の入館者数が過去最多を更新したと発表しました。

記者
「現在、午後2時です。原爆資料館には23日も長い列ができています」

兵庫県から来た男性
「戦争、原爆の悲惨な姿を目にしたいと思いました」

埼玉県から来た女性
「わたし自身が広島に来たことがなかったのと、子どもが修学旅行で広島に来て『見る時間が全然足りなかった。もう一度行きたい』と言うので今回、来ました」

広島市によりますと、今年度の原爆資料館の入館者数は23日の時点で176万252人となりました。これまでで最も多かったのはコロナ禍前の2019年度の175万8000人あまりでしたが、この記録を超えて過去最多になったということです。

広島市は「G7広島サミットで各国首脳が見学したことや新型コロナの水際対策の緩和が影響した」とみています。

原爆資料館は混雑の対策として来月から開館時間を、朝と夕方に1時間ずつ延長するほか、90日先まで時間を指定して購入できる電子チケットをウェブサイトで販売しています。

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