eスポの祭典沸く 活性化部門は太田工高が大賞 グンマeスポーツアワード

ステージ上に勢ぞろいし、声援に応える優勝者と審査員ら=ビエント高崎

 年齢や障害の有無を問わず幅広い県民が集うeスポーツの祭典「第2回グンマeスポーツアワード(GeA)」(上毛新聞社主催、糸井ホールディングス運営)が23日、群馬県高崎市のビエント高崎ビッグキューブで開かれた。ゲームによる地域活性化策を競う「e活性化部門」は、太田工業高eスポーツ部(高木玲緒さん、出口椋雅さん、堀井絢斗さん)が大賞に輝いた。対戦ゲームの腕を競う「e競技部門」では、5タイトルの優勝者にトロフィーが贈られた。

 e活性化部門には、県内の学生や教員らの7組が登場。ゲームを楽しめるQRコードを観光地に置く、学童教室向けのeスポーツ用ウェブサービスをつくるなどのプラン、活動を紹介した。大賞の太田工業高は県内の各工業高校にeスポーツ部をつくることで、学校に関わる企業同士もつなぐという構想が評価された。

 e競技部門はモーターレースやリズムゲーム、格闘など多彩なジャンルで行われた。予選を勝ち抜いた実力者は練習成果や瞬時の判断力を発揮し、しのぎを削った。55歳以上が競った「太鼓の達人」に出場した最高齢は94歳。明るく伸び伸びと楽しむ姿で、応援席を温かい雰囲気に包んだ。

 体験ブースやキッチンカーの出店、ゲーミングPCが当たる抽選会などもあった。会場の様子は、群馬ダイヤモンドペガサスの公式ユーチューブチャンネルで生配信された。25日は同会場で、日本自動車連盟(JAF)公認のeモータースポーツイベント「UNIZONE」が開かれる。

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