流浮山総合開発でデジタルハブ構築

特区政府は北部都会区の開発促進に全力を尽くしている。2月22日付香港各紙によると、発展局は21日、流浮山の開発計画を発表し、開発計画の411ヘクタールのうち、115ヘクタールがデジタル科学技術ハブ、観光地、物流用地、データセンターなどの経済目的に使用される予定だ。 尖鼻咀と白泥はこの地区の2つの主要なエコツーリズムの目的地になる可能性があり、これらを接続するウォーターフロントの遊歩道を建設するとともに、もともとある流浮山の海鮮市場を改善することも検討する。さらに、この地域の土地の20%は住宅および複合用途に使用され、最大5万3000戸の住宅が建設され、5万人の雇用が創出される。発展局は3月から2カ月間の公開諮問を開始し、政府主導のプロジェクトは2030年ごろに始まる予定だ。

昨年10月末に発表された「北部都会区行動綱領」によれば、流浮山、尖鼻咀、白泥の一帯が洪水橋/厦村新開発地区の拡張部分となる。発展局は流浮山一帯の開発テーマを「デジタル科学技術ハブ」と「エコツーリズム・リゾート」としていると述べ、創新科技及工業局の支援を受け、サイバーポートが同地域のデジタル科学技術ハブの構築研究を行う。政府はすでにMTR西部線の流浮山駅予定地に隣接する約15ヘクタールの土地を確保しており、総床面積は約38万平方メートルに及ぶ可能性がある。サイバーポートは今年、流浮山で提案されている開発の詳細を決定するためにさらなる調査を実施する予定だ。サイバーポートは深セン前海との協力プロジェクトを進めており、この計画により深センと香港の協力がさらに強化されると考えられる。

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