鹿島アントラーズは２月23日、J１第１節で名古屋グランパスと敵地で戦い、３－０で完勝した。
主役は、この試合でJ１通算100試合出場の節目を迎えた仲間隼人だ。
これまで通りのハードワークに加えて、自身のキャリアでも「初めて」という開幕戦での２ゴールなど、抜群のプレーを披露した。
立ち上がりは一進一退の攻防が続いたが、19分にチームの今季初得点が生まれる。右CKの流れから植田直通が頭で落としたボールに素早く反応した背番号33がシュートを叩き込んだ。
「分かっていたというか、信じていました。（ヘディングで）直通になかなか勝てる人はいないと思うので、出せと。お前なら勝てると」（仲間）
さらに、後半立ち上がりに新加入FWのチャヴリッチがJ初ゴールを記録すると、62分にそのチャヴリッチの折り返しをファーサイドでフリーになった仲間がヘッドで押し込み勝負を決定づけた。
「あれはプレゼントボールだったので、彼にありがとうと言いたいです」と感謝した仲間は、「自分のパスセンスを磨いてチャッキー（チャヴリッチ）にプレゼントボールをお返しできるように頑張ります」と頬を緩めた。
【動画】鹿島が３発完勝！ 名古屋戦ハイライト
そんな仲間は「まだまだ足りない部分はたくさん今日のゲームで見られましたけど、こういう結果を出せて、みんなも自信になったと思うので、また鹿島に帰って、１日１日の練習を大事にして、もっともっと完成度を高く積み上げていきたい」と意気込んだ。
昨季以上の進化を見せる31歳のMFに注目だ。
取材・文●渡邊裕樹（サッカーダイジェスト編集部）
