「那覇の物産にかかる那覇市長賞」の表彰式が6日、同市役所であった。応募総数24点から、食品部門は最優秀賞が1点、優秀賞が2点、非食品部門は最優秀賞と優秀賞がそれぞれ1点の計5点が選ばれ、表彰された。
食品部門最優秀賞の「OKARAちんすこう」は今年で創業55年を迎える照屋食品が新垣カミ菓子店と共同開発した。社長の照屋ゆきのさん（51）は「廃棄されるおからを加工して商品化できないかと考えた。これからも豆腐やおからの可能性を広げていきたい」と話した。
非食品部門の最優秀賞は「モノトーンびんがたCREW（クルー）よこトート小」。琉球びんがた工房ちゅらりの三浦敦子さん（48）は「商品の使いやすさにフォーカスして素材にもこだわった。琉球びんがたを知らない人にも届けたい」と語った。現在、製造段階で出る端材を使ったアクセサリーも開発中だという。
優秀賞は次の通り。
【食品部門】 クンペン（大）・クンペン（小）（座波菓子店）▽おから発酵食品まぜとこ（仲宗根糀家）【非食品部門】うりしゃ・んすファーストシューズ（首里織工房寿庵）
（社会部・國吉楓乃）
