創設20年目のグルージャ「一岩」強化 24日J3開幕、25日に初戦

「全員攻撃、全員守備」を掲げ、練習するいわてグルージャ盛岡の選手たち=盛岡市・きたぎんボールパーク屋内練習場

 サッカーの明治安田J3は24日開幕する。昨季10位のいわてグルージャ盛岡は25日の初戦で、讃岐(昨季16位)と香川県丸亀市のPikaraスタジアムで対戦する。県内開幕戦は3月17日に盛岡市のいわぎんスタジアムで鳥取(同6位)とぶつかる。昨季途中から指揮を執る中三川(なかみかわ)哲治監督は「全員攻撃、全員守備」を掲げ、躍動感のあるサッカーを目指す。新鮮力15人を加えて生まれ変わったグルージャは、創設20年目の節目にJ2復帰をつかむことができるか。

 目指すのは多くの選手が前線に駆け上がり、厚みのある攻撃を仕掛けるサッカー。中三川監督は「前線と守備の最終ラインをいかにコンパクトにして戦えるか」と攻守一体で連係を強化する。

 昨季リーグ9位の48得点に終わった攻撃陣には、経験豊富なストライカーが加わった。J2長崎から移籍のFW都倉賢はJリーグ通算120得点を誇り、前線の起点として期待される。昨季愛媛のJ3優勝に貢献したFW深堀隼平は得点感覚にたけ、豊富なスタミナで前線に勢いを与える。

© 株式会社岩手日報社