【新日本】H.O.Tがタイトルマッチで本隊に暴走2連勝! EVIL、ドヤ顔挑発「ざまあみろってんだこのヤロー!」

新日本プロレスはビッグマッチ『THE NEW BEGINNING in SAPPORO』2.22北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる大会を開催した。第6試合ではIWGPジュニアヘビー級選手権試合、チャンピオンのエル・デスペラードにSHOが挑戦、第7試合では、NEVER無差別級選手権試合、チャンピオンのEVIに海野翔太が挑戦と、新日本本隊とH.O.Tによるタイトルマッチ2連戦が組まれた。

まずIWGPジュニア戦では、IWGPジュニアのベルトを強奪したSHOからベルトを奪還したデスペラードが、ベルトを持ちSHOを引きずりながら入場するという波乱の幕開け。SHOが負けたらデスペラードが鈴木みのると結成しているユニット、STRONG STYLEに入ることをタイトルマッチにする条件にしていたデスペラードは、久々にラフファイトでSHOを制裁していく。

しかしSHOは場外でベルトを掴んで殴打すると、リングに上がってラリアットから三角絞めで締め上げる。しかし左膝を痛めたSHOにデスペラードがヌメロ・ドスに移行しようとした矢先、場内が暗転。明るくなると金丸義信がデスペラードを襲撃するが、ここで田口隆祐が救出に入り、金丸を排除。場外戦を制したデスペラードがエプロンに上がるもリングの下から成田蓮が現れてスリーパーで捕獲するとSHOがリングインしてまさかの王座移動となる。

場内が騒然とする中、続くNEVER無差別戦では、海野がいつものように場内を一周しながら入場。髪形は長い髪を短く切ってイメージチェンジ。EVILは真っ黒に染めたNEVERのベルトを持って、ディック東郷とともに入場した。

ベルトの返還前にさらに黒いスプレーをベルトに噴射するEVILを海野が攻撃して試合開始のゴング。EVILのラフファイトに苦しみながらも反撃していった海野がリング中央でSTFを決めると、高橋裕二郎が勝手にゴングを鳴らして技を解かせる。EVILがレフェリーを巻き込むと、裕二郎と東郷がリングに上がり介入。急所への手刀から、東郷はスポイラーズチョーカーで首を締め上げるも、海野は一人で3人を相手に奮闘。海野はタマ・トンガから託されたガンスタンを繰り出すが、EVILはこれを切り抜けるとEVIL一発で3カウント。H.O.Tがタイトルマッチ2連勝を飾っている。

バックステージでEVILは「オイ、海野翔太いいか? ざまあみろってんだこのヤロー!これが現実だよバカヤロー! このベルトはよ、俺が持ってる時点で、この団体で一番価値の高いベルトに上がった。そういうことだ。悔しかったら獲りに来いよ」とドヤ顔で挑発。SHOも「他のヤツらとは格が違うんだよ」と上から目線でコメント。これに対してダメージが深い海野はノーコメント。デスペラードは「絶対許さねぇ」とだけ話すのがやっとだった。裏切り者の集団であるH.O.Tの暴走はまだまだ続くことになりそうだ。

◆新日本プロレス◆
『THE NEW BEGINNING in SAPPORO』
2024年2月23日
北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる
▼NEVER無差別級選手権試合(60分1本勝負)
<王者>○EVIL(片エビ固め)海野翔太●<挑戦者>
※EVIL
※第43代王者が初防衛に成功。
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
<王者>●エル・デスペラード(16分13秒 リングアウト)SHO○<挑戦者>

※第94代王者が2度目の防衛に失敗。SHOが第95代王者となる。

文⚫︎どら増田

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