【サウジカップ2024】ウシュバテソーロに“勝機到来”か 日本馬Vの2戦に「外差し優位」の馬場傾向浮上

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日本時間24日深夜、サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で開催される第5回サウジカップ(GI、ダ1800m)。

大一番を前にすでに日本馬が出走をはたしているが、サウジダービー(GIII、ダ1600m)をフォーエバーヤング(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)、リヤドダートスプリント(GIII、ダ1200m)をリメイク(牡5、栗東・新谷功一厩舎)が制し、日本馬が連勝。パンサラッサに続く日本勢のサウジカップ連覇にムードは高まる一方だ。

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フォーエバーヤング・リメイクは差し切り勝ち

キングアブドゥルアジーズ競馬場の馬場傾向をみると、前述した日本馬勝利の2戦はいずれも差し切り勝ち。フォーエバーヤングは先行抜け出しの2着馬が完全に勝ちパターンに持ち込んだところをゴール寸前で逆転、リメイクは道中は中団のインで追走し、直線は馬場の外めから鋭く脚を伸ばし勝利を収めた。サウジデーのキングアブドゥルアジーズ競馬場はスピードだけで押し切れる馬場コンディションではないのかもしれない。

その馬場傾向を踏まえると、俄然色気づくのは昨年のドバイワールドカップを制したウシュバテソーロ(牡7、美浦・高木登厩舎)だろう。終いの切れ味は国内のみならず海外でも証明されており、鞍上の川田将雅はリメイクに騎乗したことで“予行演習”を終えているのも心強い。仮に同馬がサウジカップを勝つようであれば約15億円が加算され、22億1544万6100円で1位に君臨するイクイノックスを抜き“JRA史上もっとも稼いだ競走馬”の称号を得る。このレースを制し、次走に出走予定のドバイワールドカップを連覇した場合、軽く30億円は超える計算だ。

第5回サウジカップは日本時間24日(土)26:40の発走予定。日本調教馬は昨年のドバイワールドカップを制したウシュバテソーロ(牡7、美浦・高木登厩舎)、昨年のJRA賞最優秀ダートホースに輝いたレモンポップ(牡6、美浦・田中博康厩舎)、BCクラシック2着から臨むデルマソトガケ(牡4、栗東・音無秀孝厩舎)、クラウンプライド(牡5、栗東・新谷功一厩舎)の4頭がビッグレースに臨む。

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(SPREAD編集部)

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