バルセロナがヘタフェに4発完勝! 公式戦5戦ぶりクリーンシートで連勝【ラ・リーガ】

[写真:Getty Images]

ラ・リーガ第26節、バルセロナvsヘタフェが24日にエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスで行われ、ホームのバルセロナが4-0で圧勝した。

3位のバルセロナは前節、下位セルタとのアウェイゲームで苦戦を強いられたが、レヴァンドフスキの最終盤のPKによるゴールで2-1と競り勝った。ただ、ミッドウィーク開催のチャンピオンズリーグ(CL)では新生ナポリとのアウェイゲームで試合を支配しながらも、後半終盤に巻き返された結果、1-1のドローで初戦を終えた。

10位のヘタフェ相手にリーグ連勝を狙った一戦ではナポリ戦から先発3人を変更。イニゴ・マルティネス、ラミン・ヤマル、ペドリに代えてパウ・クバルシ、ハフィーニャ、フェリックスを起用した。

[4-5-1]の布陣で入ったヘタフェに対して、立ち上がりからボールを握って試合を進めるバルセロナ。立ち上がりは相手の強度の高いハイプレスに手を焼き、スムーズにボールを前進させられない。そういったなか、3列目からの飛び出しや両ウイングのダイアゴナルランで幾度となくハイラインの背後を取ってチャンスに繋げていく。

すると20分、後方からの繋ぎで右のクンデが背後に入れた縦パスに反応したハフィーニャが完全に抜け出すと、ボックス内でのGKソリアとの一対一を制した。

一方、先に失点を喫したヘタフェは両サイドの立ち位置を変更。ジェネを右サイドバック、ディエゴ・リコを左サイドバックに落としてサイドハーフは右にイグレシアス、左にグリーンウッドの形に。そして、前半半ばを過ぎて攻勢を強めると、グリーンウッドやマジョラルと好調なアタッカー陣が幾度か良い形でフィニッシュに持ち込んでいく。

前半終盤にかけては球際のバトルの激化に加え、ヘタフェ悪癖のラフプレーが目立って試合は荒れ模様の展開に。それでも、攻撃では引き続き効果的に背後を取って一気にチャンスまで持ち込むバルセロナ。だが、その形から迎えたビッグチャンスでハフィーニャのシュートミスや判断ミスが重なり、前半の内に追加点を挙げることはできなかった。

迎えた後半、立ち上がりの49分にミジャの鋭いミドルシュートでいきなりゴールを脅かされる嫌な入りとなったが、後半ファーストチャンスをゴールに繋げる。

53分、自陣からクバルシ、ギュンドアン、クリステンセンと鮮やかなパス交換で右サイドを攻略すると、ボックス付近まで抜け出したクリステンセンからの完璧な折り返しをファーでフリーのフェリックスが難なくワンタッチで流し込んだ。

さらに、畳みかけるホームチームは61分、自陣中央からドリブルで運んだフレンキー・デ・ヨングがギュンドアンに繋ぐと、ギュンドアンのスルーパスがDFにディフレクトしてボックス付近にこぼれる。これをGKよりも先に回収したハフィーニャがフリーのデ・ヨングに短く落とすと、オランダ代表MFはDFのゴールカバーが届かないコースに右足シュートを突き刺した。

この3点目で勝利を決定付けたバルセロナは、ここからゲームコントロール優先の戦い方にシフト。さらに、フェリックス、ハフィーニャの両ウイングやギュンドアンら主力を早いタイミングで下げて控え選手や若手をピッチに送り出す。

その後、一矢報いたいアウェイチームの攻撃を冷静に撥ね返していくと、試合終了間際の91分にはデ・ヨングの絶妙スルーパスに抜け出したヴィトール・ロッキのシュートのこぼれ球をフェルミン・ロペスが抑えの利いた右足ボレーシュートで決め切り、トドメの4点目とした。

そして、公式戦5戦ぶりのクリーンシートを含め難敵ヘタフェに完勝を収めたバルセロナがリーグ連勝で暫定2位に浮上した。

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