舘ひろしさん炊き出し 氷見で「元気食堂」 被災者を優しく激励

被災者を励ます舘さん(右)=氷見市漁業文化交流センター

 能登半島地震の被災者を元気づけようと、俳優の舘ひろしさんらが24日、氷見市漁業文化交流センターで炊き出しを行った。舘さんは自ら調理した焼きそばを振る舞ったほか、気さくに市民と交流し、会場に笑顔が広がった。

 舘さんは昨年11~12月に映画の撮影で氷見や輪島市などを訪れており、舘プロが「元気食堂」と題して炊き出しを企画した。今月21~23日に輪島市で行い、最終日の24日は氷見で、計2千食を届けた。

 焼きそばのほか、ハヤシライス、おでん、スープ、ぜんざいも用意。舘さんは「氷見も大変だったね」などと被災者に優しく声を掛け、握手や写真撮影にも応じた。

 炊き出しには、俳優の笹野高史さん、池田努さん、増本尚さんも参加した。

 舘さんは「撮影の恩返しの気持ちで来た。少しでも元気を届けられたら幸いです」と話した。

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