試したい!いつものトーストが美味しくなる裏ワザまとめ【めっちゃ簡単】

いつものトーストを更においしくできちゃいます!

表面はサクッと、中はモチっとした食感、食欲をかき立てる香ばしいニオイがたまらないトースト。朝食のメニューの定番という人も多いのではないでしょうか。

毎日食べるトースト。せっかくなら、お店で食べるトーストのようにおいしく食べたいものですよね。そこで、今回は簡単にできるのにトーストのレベルがワンランクアップする焼き方5選をご紹介!

どれも明日からできる方法なので、気になったものはぜひ試してみてください。

1:両面を水に軽く浸してから焼く

食パンは中に含まれる水分が無くなってしまうと、食感が硬くなってしまいます。そのため、ふっくら、モチモチ食感を実現するには水分量がカギです。

食パンに水分を含ませるために霧吹きを使って、食パンを湿らせる方法があります。実は霧吹きだとムラになりやすいのが難点。

そこで、今回紹介する方法はもっと大胆に湿らせます。お皿に水を入れて、パンの両面を軽く浸しましょう。こうすることで、ムラなく食パン全体に水分が行きわたります。

ただし、浸しすぎには要注意!火が通りにくくなってしまいますから、さっと水に浸す程度にしましょう。

そして、そのままオーブントースターへin。いつもより長めに焼き上げると、食パンに含まれた水分と、温められて蒸発した水蒸気によってトーストに水分がしっかり残り、お店のようなふわモチ食感になります。

2:麦茶を吹きかけて焼く

続いての焼き方は、食パンに麦茶を吹きかけるというものです。先ほど同様、食パンに水分を含ませることによってふわモチ食感を実現しています。

さらに、今回は水ではなく麦茶がポイントです。食パンは小麦から作られ、麦茶は大麦から作られており、どちらも麦で相性がバツグン!トーストの香ばしさが増して、ワンランク上のトーストが焼き上がります。

やり方は非常に簡単で、麦茶を100円ショップなどで購入できるスプレーに入れ替え、オーブントースターに入れる直前でシュシュっと吹きかけるだけ。先ほどの水のようにお皿に入れるのも手ですが「麦茶がもったいない……」と思う方には、スプレーがおススメです。

後は、先ほどと同じようにいつもより少し長めに焼き上げて、出来上がり。食感と風味がアップしたトーストをお楽しみください。

3:3~4分予熱してから焼く

3つ目の焼き方は「3~4分予熱する」というもの。お皿や麦茶などを用意する必要が無いので、今すぐできる裏技ですね。

なぜ、オーブントースターを事前に温めるだけで食パンがおいしく焼き上がるのでしょうか。ここでもポイントとなるのは、食パンの水分量です。

オーブントースターが冷めきった状態から、食パンを入れて徐々に温めると、温度が上がるにつれて、食パンの中の水分もじわじわ抜けていってしまいます。

逆に、トースター内がしっかり温まった状態であれば、余計な水分を蒸発させません。そうすることでパンの中の水分が残り、外はカリっと、中はモッチリした食感になります。

また、焼き上がりの水分量はパンの厚さによっても変わりますので、8枚切りの薄い食パンよりも、4枚切りの厚いパンの方がサクサク、モチモチ感がしっかり楽しめますよ。

4:上側を手前にして焼く

おいしいトーストの条件の一つに「焼きムラが無い」ことも挙げられます。次に紹介する焼き方は他の焼き方と組み合わせて、よりおいしくなる方法なので、ぜひ試してみてください。

その方法というのは「パンの上側をトースターの手前にして焼く」というものです。

パンの上側とは、パンが山のように膨らんで、谷のようなくぼみができている部分のこと。パンを焼き上げたばかり、一斤の状態のときの上部に当たる部分となります。

食パンの上側よりも下側の方が密度が高く、火が通りにくい特徴があるそう。このパンの上側を温度が上がりやすいオーブントースターの奥ではなく、手前に向けて焼く。そうすることで、火が通りにくい下側をしっかり焼き上げることができます。

ちょっとした焼き方の違いですが、食べ比べてみると一目瞭然。余計に焼き過ぎた部分が無いので、水分が抜け過ぎず、適度にしっとり、モッチリした食感が楽しめます。

5:表面に切り込みを入れて焼く

最後に紹介するのは、オーブントースターに入れる前に「パンの表面に切り込みを入れる」という方法です。切り込みの入れ方によって、食感が変わるので、お好みの方法を試してみましょう。

まず、食パンの耳をサクサクとした食感にしたい場合は、食パンの耳に沿って切り込みを入れるのがおススメです。食パンの耳に切り込みがあることで、熱が伝わりやすくなり、厚みのある耳でもサクサク食感に。中心部はフワフワな焼き上がりになります。

ただし、切り込みを入れ過ぎるとパンの耳が切り落とされてしまいますから要注意!

トーストにバターを乗せて食べる人には、食パンの半分くらいの深さまで格子状に切り込みを入れましょう。格子状に入れた切り込みにバターを入れて焼き上げれば、バターが切り込み全体に広がります。

また、切り込みを入れることでパンの水分が飛びやすくなるので、ふわふわモチモチ食感ではなく、サクサク食感をたっぷり楽しみたい、という人にもぴったりですよ。

どの焼き方も手軽にできるものばかり。

いくつかの焼き方を組み合わせることで、さらにトーストをおいしく仕上げることもできるので、自分に合った焼き方を探求してみてはいかがでしょう!

(うまいパン/ 冴島 友貴)

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