25年前の子、夢かなった? 大津でタイムカプセル中身展示 未来予想の絵も

タイムカプセルに入っていた短冊などを展示している会場(大津市浜大津2丁目・市立図書館)

 1998年に大津市制100周年を記念して同市の明日都浜大津に埋められていたタイムカプセルが掘り起こされ、今月から同市浜大津2丁目の市立図書館で展示されている。29日まで。

 タイムカプセルの中身は、子どもたちが将来の夢を自由に書いた約120枚の短冊と、当時の滋賀大教育学部付属中の有志らが描いた約200枚の「未来の絵」を写真に撮ったネガフィルム。長さ30センチ、直径10センチのガス管を活用したカプセルに入れ、明日都浜大津のふれあいプラザ屋上庭園に埋設していた。

 昨年が埋設時に開封を予定していた25年後にあたり、12月に同中の卒業生らが掘り起こして開封した。

 短冊は「いつまでも住みやすい大津でありますように」「幼稚園に早く行きたい」などと書かれ、絵は通信機能を備えた時計など現代に実現された未来予想も描かれていた。

 ガス管のカプセルや埋設当時の写真も展示している。

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