【MLB】ド軍ロバーツ監督、“BIG3”打順に言及 1番ベッツを明言、大谷翔平は…… フリーマン「何番でも気にならない」

ドジャースは23日(日本時間24日)、米フロリダ州グレンデールでパドレスとオープン戦を行い、前日に続き勝利した。フレディ・フリーマン内野手が初回に先制ソロを放つなど、4-1で快勝。大谷翔平投手はライブBPに参加しており、出場はなかった。試合後、デーブ・ロバーツ監督がラインナップについて言及した。米複数メディアが伝えている。

◆「ドジャース加入でさらに優れた打者に」公式の“本塁打王予想”で大谷翔平が全体2位 大本命にはジャッジを選出

■パドレスとのOP戦でフリーマンが本塁打

大谷、ムーキー・ベッツ内野手とともに「BIG3」を形成するフリーマンが貫禄を見せた。パドレスとのオープン戦に「2番・一塁」で先発出場した2020年MVPは、初回の第1打席で左越え本塁打。2打席目は遊ゴロに倒れたものの、5回の第3打席では1死一・三塁の場面で右犠飛を放ち、この日は2打数1安打2打点だった。

大谷とベッツは欠場したが、試合はドジャースに軍配が上がり、開幕カードでぶつかるパドレス相手に連勝した。チームを率いるデーブ・ロバーツ監督は試合後、ラインナップに言及。「確実に言えるのはムーキーが1番に入るということ。それは本当に安全な賭け(間違いない)」と話した。大谷とフリーマンの打順については明言しなかった。

ロバーツ監督はこれまでベッツを2番(20年)や3番(21年)でも起用してきたが、22年からは1番に固定。昨季も主にリードオフとして152試合に出場し、打率.307、39本塁打、107打点、OPS.987をマークした。

米スポーツメディア『Fan Nation』も「(ベッツにとって)1番という打順がもっとも居心地が良さそうに見える」とし、変更する意味はないと指摘。同監督が改めて1番起用を明言したことについても「この暴露は驚くことではない」と記し、当然の結論とした。

■4番や5番に起用される可能性は低い

すでに同監督はMVPトリオの打順について「初回に3人を打席に立たせる」と強調しており、1番ベッツが決まったことで、残るは2番と3番、大谷とフリーマンの並びだけが焦点となった。

フリーマンはパドレス戦後、「私は2番も3番もどちらも打ったことがあるので、どこで打っても本当に気にならない。そもそも私たちのチームには、1、2または3番を打てる選手が9人はいると思う。今ちょうど決まりつつあるところなので、どうなるか待とう」と余裕を見せた。

大谷、フリーマンと左が続く懸念はあるが、米スポーツメディア『CLUTUCH POINTS』は「今季のドジャースは無敵に見える。フリーマンのように打順を気にしないのも不思議ではない」とし、右・左が交互に続くジグザグ打線の構築などに気を配る必要はないとした。

これまで外野を守っていたベッツが、今季からは二塁手に専念することが決まっており、この変化が打撃に悪影響を及ぼさない限り、1番ベッツは不動。先述の『Fan Nation』は「ベッツとフリーマンの出塁率の高さを考えると、彼らの後ろに最高のホームランバッターが控えるというのは当然理にかなっている。おそらくオオタニには打点を稼ぐ最高の機会が与えられる」とし、2番フリーマン、3番大谷と予想したが、果たしてどうなるか。

大谷がオープン戦に参加する来週あたりから、そのヒントが見えてくるはずだ。

◆「ドジャース加入でさらに優れた打者に」公式の“本塁打王予想”で大谷翔平が全体2位 大本命にはジャッジを選出

◆大谷翔平、今季選手ランキングで4位 右ひじ手術で1位からダウンも「打者専念で信じられない数字が見られる」と期待の声

文●SPREAD編集部

© 株式会社Neo Sports