「2年前はタキの大会だった」クロップ監督がリーグ杯決勝を前に“南野無双”を回想!「リバプールのファンは決して忘れない」

遠藤航が所属するリバプールのユルゲン・クロップ監督が、現地時間2月25日にウェンブリーで行なわれるチェルシーとのリーグカップ決勝を前に、クラブ公式のインタビューに対応。過去に同大会制覇に導いた南野拓実(現モナコ)の鮮烈なパフォーマンスを振り返った。

南野は同じく最後にチェルシーと戦った2シーズン前のリーグカップで、5試合4得点をマーク。決勝での出番こそなかったものの、大会を通じて強烈なインパクトを放ち、リバプールの10年ぶり優勝に大きく貢献した。

クロップ監督は当時の活躍を鮮明に記憶しているようで、こう言い放った。

「歴史に名を刻むチャンスは色々ある。リバプールのファンは決して忘れない。2年前はおそらくタキ・ミナミノの大会だった。彼が私たちを決勝まで導いてくれた。今大会ではコディ・ガクポがそれに当てはまるだろう」

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対戦相手のチェルシーは、先月31日にプレミアリーグ第22節でホームに迎え、4-1で快勝を収めた。しかし、今季限りでの退任を表明している指揮官に気の緩みは一切ない。

「その結果は助けにならない。決勝は全く違う試合だ。明らかにホームという状況にもならない。一方が青で、一方が赤になる。我々のファンは勝てると信じているが、チェルシーの人たちも期待しているだろう。優勝候補など存在せず、ゼロからのスタートとなる。少しのアドバンテージを得るために、多大な努力をしなければならない」

赤き勇者たちは再び難敵を打ち破り、タイトルを掴めるか。南野が去った今、遠藤の活躍にも大いに期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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