いつまでも健康で生きがいを持って暮らすことをテーマにした「健康長寿フェス」が24日、京都府宇治市宇治の生涯学習センターで開かれ、地域で活躍する人や団体が講演、展示を通して紹介された。
市などが毎年開いており、8回目。講演では、92歳の今も介護の現場で働く細井恵美子さんが自身の人生を振り返り、「偉い人だけでなく、地べたをはいずりながら頑張っている人々に生きざまを感じ、それが私のエネルギーになった」と語った。
散歩を通じて宇治に関するクイズを400問考えて本年度の「紫式部市民文化賞」を受賞した岡田一敏さんや、高齢者によるカフェを開業した沙倉さくらさんらもそれぞれの取り組みを話した。
地域の居場所となるサロン活動や、高齢者の生活支援に取り組むグループなどのパネル展示もあり、来場者が熱心に見入っていた。