おいしいものを知り尽くして、食べ尽くしている料理のプロの方々が、自らお取り寄せをしているものは何？ そんなお取り寄せを私も食べてみたい！という想いをかなえるこの企画。前回に引き続きお気に入りを教えてくださるのは、料理研究家の沼津りえさんです。普段のごはんをよりおいしくいただく方法をご存知の沼津さん。お気に入りの食材や召し上がり方を、たっぷり教えていただきましょう。
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監修者
料理研究家、管理栄養士、調理師 沼津りえ
（ぬまづ・りえ）料理教室「cook会」主宰。杉並区阿佐ヶ谷を中心に、数多くの料理教室を開催。バラエティー豊かなレッスン内容で、幅広い年齢層の生徒に支持されている。著書に『低糖質だからおいしい「おやつ＆スイーツ」』（Ｋ＆М企画室）、『母から娘に伝えるはじめてのLINEレシピ』（ART NEXT）、『米粉があれば！パンもおかずもおやつも極上』（主婦の友社）、『55分で焼きたてパン』（主婦の友社）などがある。
かやもり農園のコシヒカリ「伝GOLD」
「色々な種類のお米を食べ比べるのが好き」とおっしゃる沼津さん。
自宅で召し上がるその色々なお米の中でも、いまいちばんのお気に入りがこの新潟県産、植酸栽培コシヒカリの「伝GOLD」。
化学肥料を一切使わず、産卵後でそのまま食べることのできない廃棄用の鮭を肥料に有効活用してできたお米です。
ちなみに植酸栽培というのは、植物自身が根から分泌する、稲が生育するために必要な有機酸を利用した育て方だそう。
「１年ほど前、米粉パンのメニュー考案の仕事をしたときに、ご縁があってこちらのお米を初めていただいて。まずは無農薬の安心感、そして何より甘味のある美味しいお米が気に入って、それ以来取り寄せをしています」
この「伝GOLD」、沼津さんによれば、お魚にとても合うのだそう。炊き上がりは粒が立ち、ツヤツヤで、シンプルな梅おにぎりなどでいただくと、より違いがわかるといいます。
「両親にも送ったところ、今まで食べたお米でいちばん美味しかったと喜んでくれました」
そんな沼津さんのご両親の言葉からも、多くの有名店で使われているお米で、プロの中にファンが多いというのもうなずけますね。
栽培法や、お米をよりおいしくいただくヒントが満載のかやもり農園のサイトも、ぜひチェックしてみてください。
お取り寄せはこちら
https://www.kayamorinouen.com/
※注文方法
上記サイトより注文。
いきなりやわたなべのいきなり団子
「いきなり団子」というなんだか楽しい呼び名の熊本県の郷土菓子、名前は聞いたことがあっても、まだ食べたことがないという人のほうが多いことでしょう。
「いきなり」というのは熊本弁で「簡単」や「すぐに」という意味だそうで、子どもがおなかがすいたときなど、パパッと作れるおやつ的な意味合いでしょうか。
「さつまいもとあんこを小麦粉の生地で包んで蒸した素朴なお菓子なんですが、味も素材もお店によって様々。そんな中で、熊本出身の私、そしていまも熊本にいる父が一押しなのがこのいきなりやわたなべさんのものです」
こちらのいきなり団子は、皮の塩気とあんことさつま芋のバランスが最強で、沼津さんも帰省の折には必ず買って帰るそう。
「ほんとうはお店で買いたてのアツアツを食べてもらいたいのですが、お取り寄せの場合は、レンジで軽く温めると、皮が柔らかくモチモチになりますよ」
とおすすめの食べ方を教えてくださいました。
また、相性の良い飲み物として、コーヒーや日本茶はもちろん、意外なところでは牛乳に合うのだとか。
わたなべやさんには、沼津さんおすすめの黒（つぶあん）の他にも、白あん、チーズ、安納芋などと組み合わせたいきなり団子が揃っているので、各種味見をして、自分のお気に入りを見つけるのも楽しいですね。
お取り寄せはこちら
※注文方法
http://www.ikinariya-watanabe.com/index.html
上記のサイトより注文。
※記載されている情報は2024年2月のものです。
