大河ドラマ「どうする家康」の甲冑や「龍馬伝」の拳銃も 横浜で番組制作の裏側に触れる企画展 衣装や小道具を紹介

NHK大河ドラマと連続テレビ小説の歴代タイトルが記されたパネルを眺める来場者ら=25日、横浜市中区の放送ライブラリー

 衣装や小道具などの展示を通して番組制作の裏側に触れてもらおうと、企画展「体験!体感!!テレビ美術のうらおもて」が横浜市中区日本大通の放送ライブラリーで開かれている。4月7日まで。入場無料。

 会場入り口付近では、2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」で実際に使用された「金荼美具足(きんだみぐそく)」や「歯朶具足(しだぐそく)」などの甲冑(かっちゅう)衣装が来場者を出迎えている。

 ドラマ番組を紹介するエリアには、時代劇に用いられる実物の瓦や10年の大河ドラマ「龍馬伝」で実際に使われた拳銃などが並ぶ。報道番組や音楽番組のセットについてコンセプトを説明するパネルを展示した一角もあり、人気番組を支える制作側の視点を楽しめる。

 展示を熱心に見入っていた同市磯子区の会社員中村竜也さん(59)は「実際のドラマを再現したセットを見るのは初めて。他のセットや小道具も細部まで表現されていて驚いた」と笑顔を見せていた。

 午前10時から午後5時まで。月曜休館。問い合わせは、放送ライブラリー電話045(222)2828。

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