京都サンガ、今季初戦は柏と1-1ドロー 高卒ルーキーが同点弾

柏-サンガ 前半、ゴールに迫るサンガの豊川(三協フロンテア柏スタジアム)

 J1京都サンガFCは25日、三協フロンテア柏スタジアムで第1節の柏に臨み、1-1で引き分けた。1点を追う終了間際、途中出場した高卒ルーキーの安斎のゴールで追いついた。

 サンガは、原や豊川、川崎ら昨季の主力を中心に先発メンバーを構成。3トップの真ん中でトゥーリオ、左サイドバックで鈴木冬がサンガで初先発した。

 雨で滑りやすいピッチで、互いに長いボールでの攻防が続いた。サンガは前半44分、川崎の縦パスから原がつないで、豊川がシュートまで持ち込んだがオフサイド。前半終了間際に細谷に決定的なシュートを放たれたが、GK具聖潤(クソンユン)の好セーブでしのいだ。

 後半はなかなかチャンスを作れず、同32分、サヴィオにミドルシュートを決められ先制を許した。その後PKを与えたが、細谷が枠を外した。途中から山崎、宮本、平賀を投入。さらに安斎、福岡をピッチに送り込むと、ロスタイム7分が表示された後、福岡の直接FKから原が右足でシュート。GKがはじいた後のこぼれ球をゴール前で安斎が蹴り込んだ。

 安斎は「少ない時間でも出場できたら貢献したいと思っていた。少し結果を出せたのはうれしいが、チームが勝てていないので反省点としたい」と話した。曺監督は「勝ち点3を狙いに行ったので満足ではないが、1点入れられても諦めずに(安斎)悠人が得点を取れたのは魂がこもっていた」と評価した。

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