2月22日(日本時間23日、日付は以下同)。ゴールデンステイト・ウォリアーズはホームのチェイス・センターでロサンゼルス・レイカーズを128-110で下し、オールスターブレイク明けの大事な初戦を制した。
ここ11戦で9勝目をあげたウォリアーズは、ステフィン・カリーがゲームハイの32得点に8アシスト、3スティール、アンドリュー・ウィギンズが20得点、トレイス・ジャクソン・デイビスが17得点、5リバウンド、2ブロック、ジョナサン・クミンガが12得点、ブランディン・ポジェムスキーが10得点、9リバウンド、ドレイモンド・グリーンが7リバウンド、5アシストをマーク。
なお、この試合を体調不良で欠場したゲイリー・ペイトン二世は翌23日のシャーロット・ホーネッツ戦で復帰。左手骨折で1月上旬から欠場が続くクリス・ポールもチーム練習へフルメニューで参加できるまで回復しており、チームはフルメンバーでシーズン終盤戦へ臨むことができる。
チームを牽引するカリーは、ここまで平均28.1点、4.3リバウンド、5.1アシストに3ポイント成功率42.2%(平均5.1本成功)を記録。
レイカーズ戦を終えてレギュラーシーズン通算2万3145得点、6000アシストに到達したウォリアーズの主砲は、2万3000得点、6000アシストをクリアしたNBA史上8人目の選手となった。
現役ではレブロン・ジェームズ(レイカーズ)、ラッセル・ウエストブルック、ジェームズ・ハーデン(ロサンゼルス・クリッパーズ)に次いで4人目。キャリア15年目の35歳は、今もトップレベルを維持している。
試合後の会見でカリーは、今季の目標についてプレーイン・トーナメントを回避できるカンファレンス第6シード以内に入ることを掲げていた。
「昨日、(スティーブ・カーHCが)最高のスピーチをしてくれたんだ。僕のアプローチの仕方としては、第6シードに入ることがゴールになる。そうすれば(プレーオフの)シリーズへ臨むことが保証される。それこそ自分たちが欲しているものなんだ。ここまでの僕らのシーズンを考えると大きなゴールだし、どの試合にも勝利していくという究極のテストになるかもしれないね。
僕らにとって今は良い傾向にある。でも毎試合やっていかなきゃいけないことなんだ。僕はどの試合でも楽しんでプレーし、勝たなければいけない試合がどれなのかも理解している。ものすごく高いゴールではあるけど、僕らなら(第6シードへ)辿り着けるさ」
23日のホーネッツ戦、ウォリアーズは97-84とロースコアな展開をモノにし、ウエスト10位の29勝26敗(勝率52.7%)としたが、6位のダラス・マーベリックス(33勝23敗/勝率58.9%)とは3.5ゲーム離れている。
さらに、25日のデンバー・ナゲッツ戦を終えると、残り26戦のうち16試合がアウェーゲームというタフな日程となっている。2022年の王者は入念に準備を進め、着実に白星を積み重ねていきたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)