群馬・谷川岳で遭難、石川県の男性死亡 登山歴50年のベテラン

 24日午前11時15分ごろ、群馬県みなかみ町湯桧曽の谷川岳西黒沢付近で、前日から行方不明となっていた石川県の会社役員の男性(67)を群馬県防災ヘリが発見した。男性は救助されたが、その後死亡が確認された。沼田署が死因などを調べている。

 同署によると、男性は知人2人と23日午前9時ごろに登山を開始。登頂後は2人よりも先に下山し、天神尾根の「天狗(てんぐ)の留まり場」付近で姿が見えなくなったという。同日午後3時ごろ、同行者が「仲間とはぐれた」と谷川岳警備隊員に届け出た。

 同日は隊員2人で捜索したが、夕方に天候不良で打ち切った。24日朝から隊員7人と防災ヘリが捜索していた。発見場所は天狗の留まり場の南東約600メートルで、男性は雪の斜面に倒れていた。男性は登山歴50年のベテラン。

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