ウナギ・サヤカ CMLLタッグ王者に惨敗も、土下座でメキシコ挑戦権ゲット アイアンマンベルトも取り返す

人気女子レスラーのウナギ・サヤカが25日、東京・新木場1stリングで行われた「LUCHA FIESTA(ルチャフェス)」に参戦。駿河メイとタッグを組み、メキシコのCMLLタッグ王者のジュビア&ラ・ハロチータチームに時間無制限3本勝負で挑むも、健闘むなしく2―1で敗れた。

駿河とは初タッグということもあり、終始ちぐはぐな展開となった。1本目は女子タッグ王者の好連携にはめられ、ハロチータに抑え込まれて敗戦。ぼう然としたあと「お前助けろよ!」と味方のはずの駿河にダメだし。2本目こそ取り返すも、3本目は激しい場外乱闘の末、ジュビアの鎌固めに屈してギブアップした。

1月に行われた会見では「これに勝ってアレナ・メヒコ(メキシコの競技場)に乗り込みますよ」と高々に宣言していたが、まさかの惨敗。試合後にはマイクをとり、「悔しいって!私はメキシコ行ったことないんだよ、絶対絶対行きたいんだよ」とメキシコに行けない悔しさを露わにした。

しかしここから急展開に。ウナギが「この中で1番偉いやつ誰だ?お前だな!」とCMLLのサルバドール・ルテロ社長を発見。「もう一回チャンスをください!次やったらもっと人集めるので!」と直談判した。するとサルバドール社長は「次回の機会はメキシコでの10月の大会になる。そこで改めてジュビアとハロチータと対戦する機会があるでしょう」とニコリ。これにはウナギも土下座で頭を下げ、メキシコへの挑戦権をゲットし、「アレナ・メヒコ、待ってろよ!」と喜んだ。

さらに試合前にSAKIの奇襲で失っていたアイアンマンベルトも、終了間際のごたごたの中で奪取。「いつでもどこでも公式戦などの試合形式を問わず、レフェリーによる選手権保持者への敗北判定さえあれば王座が移動する」という過酷な第1611代アイアンマンチャンピオンに成り戻り、再び奪われないように足早に会場を去っていた。

(よろず~ニュース・髙石 航平)

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