飼い主さんの娘さんが携帯電話を紛失して、家のなかは大騒ぎ。

そんななかで、素知らぬ顔をして机に寝転がっているのはX（旧Twitter）ユーザー＠omochi_nam01さんの愛猫・いなりくん（取材当時3才）です。携帯電話をなくした焦りなど知るハズもなく、スヤスヤと眠っています。少しお日様が当たる場所にいるので、むしろ心地よさを感じていそうなくらいです。

必死に携帯電話を探す娘さんと気持ちよさそうに眠るいなりくんを見ていた飼い主さんは、あることに気づきました。

携帯電話が見当たらず、いろんなところを探したら！

この日、娘さんは、けっこう長い時間をかけて携帯電話を探していたのだとか。こたつ布団をめくったり、教科書の間に挟まっていないか確認したり、違う部屋を見に行ったりして必死に探していたといいます。

そんな状況のなかで飼い主さんがいなりくんに目をやると、頭の下に何かを発見します。

「探している携帯を見つけましたよ」

そう。娘さんの携帯電話はいなりくんの枕になっていたのです（笑）

発見したときは、「こりゃ、見つからないわけだわ！」と笑ってしまった飼い主さん。まさに、“灯台下暗し”とはこのことのようです。

飼い主さんは、いなりくんが携帯電話を枕にしていた理由について、こう推測します。

飼い主さん：
「『いい枕があった！』という感じでしょうか。子どもたちの筆箱や教科書、テレビのリモコンの上に座ったりもするので、家族がよく触るニオイがついたものに触れていると安心するのかな！？」

飼い主さんによると、いなりくんは大きくてフワフワの体をしているので穏やかそうに見えるけれど、ハンター気質なのだとか。

飼い主さん：
「消しゴムやホコリ、小さな虫などがあると絶対に追いかけます。『ズドン！』と走るので、まるで丸太が走っているように見えることもあります。
そんなヤンチャないなりがスヤスヤ寝ているところを見ると、ギャップで悶えますよね」

携帯電話を枕にして眠っていたいなりくんについて、X（旧Twitter）では「かわいい」という反応が多かったのだそう。「みなさんが和んでくれたみたいで、同じ気持ちになってもらえたことが嬉しかったです！」と飼い主さんは感想を教えてくれました。

いなりくんの猫らしい行動は、周囲に明るい笑顔を届けてくれました。娘さんも携帯電話が見つかってよかったですね。

写真提供・取材協力／＠omochi_nam01さん／X（旧Twitter）
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取材・文／小崎華