京都市と独ケルンとの友好、振り返り一服 市役所内で茶会、姉妹都市60周年催し報告

報告・友好茶会で歓談する、ドイツ・ケルンでの交流行事の参加者たち(20日、市役所和室)

 京都市との姉妹都市提携60周年を祝って、ドイツ・ケルンで開かれた催しの「報告・友好茶会」がこのほど、京都市中京区の市役所和室(茶室)で開かれた。市民やケルンでの交流行事参加者ら約60人が4席に分かれ、京都の工芸作家の作品とともに薄茶を味わった。

 昨年11月にケルン市内で茶会やワークショップを開いた京都の市民団体「歩々佳風(ほほかふう)」が、温かな交流や現地のもてなしを振り返り友好を深める場を、と企画した。

 床の間には「和やかな気配が全ての国に満ちるように」と「和気満萬国」の軸が掛けられ、同団体特別理事の宮脇史歩さんが、ケルンで開いた茶会とワークショップの様子や京都への関心の高さを説明。同時期にケルンの同じ会場で記念展を開いた、片山雅美さん、今井眞正さん、加藤丈尋さん作の水指や茶碗を用いて茶を点てた。

 ケルンでの交流行事や世界最大のゴシック建築物として知られる大聖堂の写真も展示し、友好ムードを高めた。

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