店員「その限定商品は、在庫切れです」いや、隣でマダムに売ってるじゃん(泣)→ 落胆していると!?

好きなブランドの限定品を購入できた時って、幸せな気持ちになりますよね。今回は、私の友人M子から聞いた、限定品にまつわるショップ店員とのトラブルについてお話しします。

ftnews.jp

限定品を求めて来店したら、店員の態度が……

SNSで見かけた、とあるコスメの店舗限定品がどうしても欲しくなった私。
少し遠かったけど、限定品を目当てにその店舗に足を運びました。

お店に到着して、早速「●●(限定品)ってまだありますか?」と店員に聞くと、うんざりした顔で「とっくに売り切れてますけど」と返されました。

限定品を求める人が殺到して疲れていたのかもしれませんが、あまりの態度に呆然と立ち尽くす私。

さらに、私の隣でお金持ちそうなマダムを接客していた別の店員が、まさにその商品を「限定品です♡」とおすすめしていたのです。

(VIPの人なのかな? でも、今の私と店員のやりとり聞こえていたはずなのに、ありえない……)

落胆して帰ろうとした時、救世主が!

(このお店のコスメは、もう絶対買わない……!)と思いながら帰ろうとすると、背後から「ちょっと待って」と声が。

振り向くと、隣で限定品をおすすめされていたマダムでした。

マダムは微笑みながら、「さっきの会話が聞こえたのだけれど、この限定品、あなたが欲しかったものですよね? わざわざこのために来たのでしょう? 私よりあなたに似合いそうな色だから、譲るわ」と言ってくれました。

さらに、「せっかく限定品のために来てくれたお客さんを、邪険にするのは良くないでしょう。そういう接客態度が、お店を潰すのよ」と、店員に注意までしてくれたのです。

正直、店員の態度により購入する気持ちは萎えていたのですが、マダムの気持ちが嬉しかったので、お言葉に甘えてその限定品を購入させてもらいました。

最悪の1日になりそうなところから一転して、私もこんな風になりたいと思える人と出会え、良い1日になりました。

最後に

自分に無関係な他人にまで親切にするって、なかなかできることではありませんよね。マダムを見習って、いつでも思いやりの心を忘れない人になりたいですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N

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