「手応え」「ほっと」 青森県内3国公立大学の前期2次試験、無事終了

弘前市の弘大文京キャンパスで試験開始を待つ受験生たち=25日午前8時45分ごろ

 全国の国公立大学で25日、一般入試2次試験(個別試験)の前期日程が行われ、青森県内の弘前大、県立保健大、青森公立大では計約2500人が志望校合格を目指し、関門に挑んだ。3大学によると、目立ったトラブルはなかった。試験を終えて一区切りついた受験生は、ほっとした表情で会場を後にした。弘前大は26日も一部試験を行う。前期合格発表は弘前大と県立保健大が3月6日、青森公立大が8日。

 弘前大理工学部を受験した五所川原高校3年の間山翔太さん(18)は「受験勉強で解いてきた問題と似た問題が出て、手応えを感じている。ただ、結果が出るまでは緊張する」と話した。同学部を志望する弘前中央高校3年の中田櫂翔(かいと)さん(18)は「毎日机に向かう日々だったので、試験が終わりほっとした」と安堵(あんど)していた。

【弘前大】

 弘前市の同大と弘前高校、仙台市、札幌市で実施。受験予定者2161人のうち1913人が受験し、募集726人に対する実質倍率は2.6倍だった。

 学部別では人文社会科学部2.4倍、教育学部1.9倍、医学部医学科6.8倍、同保健学科2.8倍、同心理支援科学科3.1倍、理工学部1.6倍、農学生命科学部2.3倍。

【県立保健大】

 青森市の同大で実施。出願者267人中239人が受験。健康科学部4学科の募集人員106人に対する実質倍率は2.3倍。学科別は看護2.2倍、理学療法3.6倍、社会福祉1.4倍、栄養2.4倍。

【青森公立大】

 青森市の同大、盛岡市、東京都で実施。出願者445人中378人が受験した。

 経営経済学部の募集人員130人に対する実質倍率は2.9倍。学科別の受験者数は公表していない。

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