去就不透明なモドリッチ&クロース、アンチェロッティ監督は深く語らず「将来どうするかは自身の選択次第」

モドリッチ(左)とクロースについてアンチェロッティ監督が言及[写真:Getty Images]

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督がクロアチア代表MFルカ・モドリッチとドイツ代表MFトニ・クロースの将来に言及した。

長らくマドリーの中盤を支えてきたモドリッチとクロースのベテランコンビ。どちらもクラブと単年契約を結んでいることから、シーズン終了が近づくにつれ、去就に関する話題が多くなっている。

25日のラ・リーガ第26節セビージャ戦に向けた会見に臨んだアンチェロッティ監督は、そんな2人についてコメント。まずはドイツ代表復帰を決断したクロースに対する私見を述べた。

「彼はドイツ代表に戻ると私に言った。今シーズンの彼のパフォーマンスには影響しないだろう」

「全員が今シーズンに集中している。将来については誰にもわからない。彼の決断がレアル・マドリーで見せているハイレベルなパフォーマンスに影響を及ぼすことはないはずだ」

また、マドリーでキャリアを終えると公言しているクロースは、現役続行を望むなら再度の契約延長が濃厚。一方のアンチェロッティ監督は自身がクロースの将来に影響を及ぼすことはないと主張している。

「私はクロースに何かアドバイスをするつもりはない。彼は私の息子ではないし、私は息子にしかアドバイスできない」

「しかし、彼には自分の将来を選択するだけのメンタリティが完全に備わっている。とても責任感の強い人物だし、自分の将来について非常に明確な考えを持っている。自分のレベルが下がればやめるのだろう。そう感じるまで彼はやめないはずだ」

さらに、今シーズン限りで引退するなら、コーチングスタッフのポストが用意されていると報じられたモドリッチについても言及。こちらも深くは語らず、クロースと同様、本人の決断次第だとコメントした。

「モドリッチが将来何をするかはわからない。報道陣に対して個人的なことは話さない。モドリッチ本人も含め誰もが望んでいるのは、今までも、そしてこれからも彼が素晴らしい選手であり続けることだ。彼が将来どうするかは自身の選択次第だ」

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