南野拓実の所属するモナコは25日、リーグ・アン第23節でRCランスと対戦し3-2で勝利した。南野はフル出場し、30分と92分にゴールを記録している。
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前節トゥールーズに惜敗した5位モナコ(勝ち点38)が、公式戦3試合勝利のない6位RCランス(勝ち点36)のホームに乗り込んだ一戦。モナコの南野は[4-4-2]の右MFで先発出場した。
モナコは立ち上がりの6分に最初の決定機を創出する。敵陣中盤でボールを奪取したザカリアの縦パスを受けたベン・イェデルが絶妙なトラップから決定機を作ったが、シュートは飛び出したGKのセーブに弾かれた。
さらにモナコは13分にも、左サイドを駆け上がったワタラがボックス左からクロスを供給すると、ゴール前に抜け出したバログンが右足で合わせたが、シュートはゴール右に外れた。
その後も互いに素早い攻守の切り替えで強度の高い試合を見せる中、モナコは19分に先制する。サリスのロングフィードを敵陣左サイドで受けたバログンがドリブルでボックス左深くまで切り込むと、DFダンソに寄せられながらもシュートを決めきった。
先制したモナコは、30分にボックス右から侵入したベン。イェデルのシュートは相手GKの好セーブに弾かれたが、こぼれ球を南野がプッシュ。これもGKサンバが右腕に当てたが、ボールはそのままゴールに吸い込まれた。
リードを広げたモナコだったが、直後の32分に失点する。ドリブルで持ち上がったA・トマソンにプレスをかけたDFサリスの足に当たったボールがゴール前にこぼれると、このボールに反応したワイが左足のダイレクトシュートをゴールに流し込んだ。
迎えた後半は立ち上がりから一進一退の展開が続く中、モナコは62分にゴロビンのパスでボックス右に抜け出したベン・イェデルの折り返しをバログンがゴールに流し込んだが、これはオフサイドの判定でゴールは認められず。
その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すと、モナコは77分に試合を振り出しに戻される。アギラールのロングパスに反応したソトカがボックス右深くからダイレクトで折り返すと、ゴールエリア左のワイが頭で折り返したボールをサイードがシュート。これはGKマイェッキが弾いたが、こぼれ球を再びサイードに押し込まれた。
追いつかれたモナコだったが、79分にチャンスを迎える。南野の鋭いパスを受けたバログンがボックス内でDF2枚につぶされるが、こぼれ球に反応した南野が飛び出したGKに倒されると主審はPKを宣告。しかし、バログンのPKはGKサンバのファインセーブに防がれた。
2-2のまま試合は最終盤に突入し、このまま試合終了かと思われたが、ドラマは後半アディショナルタイムに生まれる。92分、シンゴのロングパスを敵陣右サイドで受けた南野がボックス右から中央に切り込み、左足一閃。鋭いシュートがゴール左隅に突き刺さった。
結局、これが決勝点となりモナコが3-2で勝利。南野の2ゴールでRCランスを下したモナコは暫定ながら3位に浮上している。
