北陸線の特急「サンダーバード」「しらさぎ」は、ともに「681系」「683系」の車両を使っている。大きな違いは側面のライン。JR西日本エリアで運行されるサンダーバードが青1色の帯に対し、JR東海エリアにまたがるしらさぎは、青の下に同社のイメージカラーのオレンジの帯も入っている。
⇒【写真】オレンジ色の帯が入った特急しらさぎの車両
⇒【写真】まれに見られる、青の下にオレンジ色の帯が入った車両を連結した特急「サンダーバード」
サンダーバードの前身は1964年に大阪―富山間で運行開始した特急「雷鳥」。95年に「スーパー雷鳥(サンダーバード)」が投入され、97年に「サンダーバード」に改称された。しらさぎは東海道新幹線が開業した64年に運行開始し、名古屋―富山間を結んだ。米原駅(滋賀県)でJR東海とJR西日本の運転士が交代している。
車両は「しらさぎ」が主に681系、「サンダーバード」は主に改良型の683系を使用。先頭と最後尾の車両の“顔つき”は、流線形の「非貫通型」と、角張った「貫通型」がある。貫通型は中間の車両にも使われ、連結時に行き来ができるよう扉が付いている。