ベラルーシのルカシェンコ氏、7期目向け25年大統領選立候補へ

[モスクワ 25日 ロイター] - ベラルーシのルカシェンコ大統領は、来年に予定される大統領選挙に7期目に向けて出馬する意向を示した。国営ベルタ通信が25日伝えた。

ベラルーシでは同日、国や地方の議会選挙が行われた。米国は今回の選挙を見せかけと非難している。

ベルタ通信によると、ルカシェンコ氏は選挙後記者団に「(亡命野党に)わたしが出馬すると伝えてくれ。責任ある大統領であれば、自分を支持してきた国民を見捨てるようなことはしない」と語った。

ルカシェンコ氏は1994年以降、政権を握っている。ロシアのプーチン大統領と親密な関係にあり、同国が22年にウクライナに侵攻を開始した際、自国領土を使うことを容認した。

米国務省のミラー報道官は、25日のベラルーシ選挙について「民主的とは呼べないような恐怖の中で行われた」と非難した。

20年に行われた大統領選挙は、市民が不正を訴えて大規模な抗議活動が起こった。プーチン氏はルカシェンコ氏を支援し、警察がデモ参加者を拘束して抗議活動は収まった。

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