紅白に染まる遊歩道、梅並木が見頃「笑顔になって」 兵庫・香寺

恒屋川沿いを紅白に染める梅=姫路市香寺町土師

 兵庫県姫路市香寺町を流れる恒屋川沿いで、全長約1キロの梅並木が見頃を迎えた。同町土師(はぜ)地区を中心に紅白の梅約180本が鮮やかな花を咲かせ、訪れた人を楽しませている。見頃は2月末ごろまでという。

 今年は暖冬の影響で例年より1週間ほど早く開花した。2月上旬に紅梅が、同中旬に白梅がそれぞれ咲き始めた。

 約20年前、県が恒屋川の護岸を整備した際、土手の遊歩道沿いに梅を植樹。以降、地元の土師自治会のメンバーらが草刈りや枝打ちといった手入れを続けている。

 最近は他府県から観梅に訪れる人も増えたという。同自治会で恒屋川の美化を担当する渡辺隆憲さん(69)は「駐車などマナーは守って見にきてほしいが、梅を見た人が笑顔になってくれるとうれしい」と目尻を下げた。(辰巳直之)

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