能登半島地震の被災地の復興を支援しようと大槌町の郷土芸能団体は25日、同町末広町のおしゃっちでチャリティー公演を開いた。超満員の約150人が来場し、東日本大震災で全国から受けた支援へ「恩返し」の思いを一つにした。
神楽や虎舞、七福神、鹿子踊などの6団体が出演。来場者は、太鼓や笛に合わせて手をたたいたり、体を揺らして熱気に包まれた。
主催した町郷土芸能保存団体連合会の平野栄紀会長(69)によると、同会の19団体のうち半数が被災。道具が全て流失した団体もあり、各地からの支援で新調や修復ができた。
入場料500円と募金箱に寄せられた全額は日本財団を通じて現地へ届ける。